事故物件を専門に取り扱うポータルサイト知ってますか?

高齢者

物件で嫌悪感を持つような事案が起きると、その物件は事故物件となり、相場より極端に低い賃料や売買価格に落て市場に出さなければいけないことは周知の事実。

大家さんとしては、入居者に高齢者を迎えるシチュエーションも、今の日本においては必ず増えてきます。そして、所有物件が事故物件になってしまった場合、それ専用のポータルサイトがあれば、一定の需要を取り込むチャンスも増えるでしょう。そんなポータルサイト、実は既にあるのでご紹介します。

「成仏不動産」と「ポックリ物件.com」

タイトルに2サイト挙げておりますが、ポックリ物件.comの方は稼働していないですね。

2019年3月を予定とサイトにはありますが、既に8ヶ月が経過。おいおい、何かリリースしないと信用なりませんよ。

ちなみにこのサイトは以前に記事にした高齢者専門の不動産屋、R65不動産が運営会社です。進捗はどうなっているんでしょうか・・・。

ポックリ物件

ポックリ物件.com – ポックリ(自然死)した賃貸物件をまとめてご紹介する不動産ポータルサイトです。

 

安心してください、稼働している事故物件ポータルサイトあります!それが成仏不動産です。成仏不動産

成仏不動産
「事故物件」を専門に取り扱う、不動産掲載サイトです。

 

今年の4月に開設し、メディアにも紹介されているサイトですのでご存知の大家さんも多いかもしれません。

物件の掲載情報量はどれくらいでしょうか。11/20本日時点の賃貸物件を見てみます。

 

 

マンション

アパート

戸建

テラスハウス

北海道

1

 

 

 

宮城

 

1

 

 

埼玉

1

 

 

 

千葉

 

1

 

 

東京

8

6

1

 

神奈川

9

28

 

1

愛知

 

1

 

 

兵庫

 

2

 

 

香川

 

1

 

 

合計

19

40

1

1

61

合計で61件、地域もまばらで戸数も少なく感じるでしょうが、全て事故物件ですのでよく集めていると思います。

 

 

事故物件ポータルサイトの社会的意義

事故物件は安い賃料で募集されるので、安さを求める人や、気にしない葬儀関係者には好まれる物件だったりします。

格安物件を探している人の行きつく先は事故物件だったりするので、一定の需要は見込めると思います。設備自体には何も不備がないわけですから、利便性など外部要因でも勝負できれば賃料の安さは圧倒的に武器になります。

 

冒頭でもふれましたが高齢化社会の日本では、大家さんは高齢者を入居者として迎え入れる機会が増えるため、所有物件が事故物件になる恐れも昔と比べて高くなっています。

大家さんが一番拒否感を持つ属性、「単身の高齢者」ってどれくらい賃貸に住んでいるかご存知ですか?

単身高齢者の賃貸

平成30年の住宅土地統計調査を国交省が資料として公表してます。右側の茶色の数値をご覧ください。単身高齢者の借家の戸数は右肩上がりに延び214万世帯にも昇ります。単身高齢者のうち33%が賃貸住宅に住んでいるのです。

 

こういう状況だから、このようなポータルサイトの登場により、事故物件が流通しやすい世の中になることが期待されます。

 

既存のポータルサイトでも事故物件探せます

成仏不動産を持ち上げましたが、実はSUUMOなど、大手のポータルサイトでも事故物件を探すことできるんです。

SUUMOで見てみましょう。事故物件は「告知事項あり」として備考欄に書かれています。

ここを利用して検索ワードにひっかけます。

スーモでキーワード検索

 

エリアを選択肢後、キーワードに「告知」と入力し、検索!

 

告示事項の物件

でました、2495件です!!重複している物件があるので、実数は減りますが、孤独死専用ポータルサイトを圧倒する数字です。しかもSUUMOの場合は関東だけですからね。

 

告示事項 備考

募集要件のどこかに「告知」と記載があれば、それをひっかけて検索できるというわけです。

 

事故物件に好んで住みたい人の側に立つと大手ポータルのほうが選択肢は多く、探しやすい現状があります。

 

すべての孤独死が事故物件扱いになるわけではない

事故物件の流通が活発になることを考える業者が出てきたことが、業界にとっては朗報です。

 

事故物件って定義があいまいなんです。ここは国交省もなんとかしないといけないと思っていて、不動産業ビジョン2030という、国の住宅政策の目標みたいなものに、事故物件の定義がないことや流通を阻害している実態を解消するために頑張ります的なことを明記しています。

 

一点、私が強調して言いたいことがあります。それは、孤独死のすべてが事故物件となるわけではないということです。自然死は嫌悪される要因ではなく、見守りサービスや福祉行政のサービスを入居者につけ、死亡後早期発見をすることで事故物件化は回避できます。

 

夏の賃貸住宅フェアで、全宅管理の岡田さんが孤独死セミナーをやっていましたが、岡田さんの会社では、孤独死が起きた場合でも発見が早ければ次の重説には記さないと力強く言っていました。その運用には大賛成です。

 

大家さんは、高齢者を入居させる場合、入居者死亡後の早期発見の手段を持っている管理会社を選択することが事故物件予防のカギとなるでしょう。

そして、もし事故物件になってしまった場合でも、成仏不動産のようなポータルサイトが今はありますので、事故物件に住みたい(安い物件を求めている)層のマッチングも期待ができます。

 

事故物件についてはこちらもご覧ください。

事故物件の定義って何?
このブログでは高齢者を入れてあげましょうよ、と記事にしています。それゆえに居室内死亡に対するリスク対策も様々記事にしているところです。しかしやっぱり事故物件化するのは怖い!この思いが強く、踏ん切りがつかない大家さんも多いと思います。なので今日はどういうことが起きたら事故物件になってしまうか、考察していこうと思います。

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