生活保護、素行不良対策には定期借家契約が有効か!?

契約

前回は代理納付が使えない可能性があることが、生活保護のシステム上の弱点であることを書きました。今日も生活保護受給者を受け入れるにあたり、自治体の思想、というか法の観点から弱点として、定期借家契約が使えないという実態(東京都)がありますのでそれを記していきたいと思います。

定期借家契約は潜在的不良入居者を排除するバリアになりうるか!?

大家さん、定期借家契約を使った契約ってしたことありますか?あまりいないのではないでしょうか?使う理由がなければ使わないですよね。

私は住宅確保要配慮者を入居させるならば、この契約は自衛のための一つの手段かなと思っています。

 

大家さんもよくご存じのとおりだと思うので定借の詳しい説明は割愛しますが、特徴だけをいうと、「契約期間満了とともに確実に契約が終了する」契約方式です

今のニッポンの法律において入居者は超超超保護されてます。滞納者であっても激甘い世の中で、一筋縄では出て行ってもらうことができません。

 

この契約を活用すれば期間満了とともに契約が終了しますので、素行不良で契約違反や、滞納する人とは再契約を結ばない選択ができるのが一番のメリットです。

東京都の指針では生活保護受給者には定期借家契約NG

生活保護受給者ですが家賃の滞納リスクは代理納付制度でカバーができることは大家さんもよくわかっていただいたかと思います。

あとは生活習慣など大丈夫かやはり気になるところですよね。入居してもらったあと、家賃はしっかり役所から入ってきているけれども近隣とのトラブルが絶えずに周りが転居していくなんてことになったら・・・。

 

そういったところもケアするために、生活保護の入居者は最初は定期借家契約で入居してもらうことを私は考えつきました。

煩わしい通知を必要としない360日契約で。それで順調に共同住宅での生活が見込めるようであれば普通賃貸借契約にしていくか、そのまま定期借家で再契約を繰り返すか選択していくということです。

ちなみに、1年以上の契約期間となると期間満了の1年~6ヶ月前までに期間満了を告げる通知を送らなくてはいけません。

 

これで入居後にトラブルが続くようなら再契約をしないで退居してもらうバリアーが張れるなと思い、念のため江東区の福祉事務所に電話で確認しました。

 

福祉事務所担当

「いやー定期借家は当区では取扱いできないんですよー。というか都内は全部やってないと思いますよ。都が指針出しています、定期借家だと受給者の居住の安定の確保が取れないからダメですっていうのを」

 

・・・。

いやーこの思惑は夢想に終わりました。

まとめ

しっかり自治体側は入居者保護の観点を持っているということですね。契約ごとで済ませるよう色々頭をひねらせても現行制度がそれを許さない。そういうことであればやはり地域との共存やケアにつなげることで問題解決を図ることが今の社会に求められていることなのでしょう。

ちなみに定期借家を使ったからといって、居座る不良入居者は少なからず存在し、通常と同様に明渡の訴訟に時間をとられる可能性は十分にあるのであしからず。

下記ブログ、定期借家でも苦労して強制執行の手続きをとった苦労話。非常に参考になりました。ありがとうございます。

定期借家の居座りのケース | 初めてリロケーションする方必見!口コミで評判のダーウィンが解説
私は定期借家契約で1年間家を貸そうと思っています。もし1年たっても入居者が退去しなかった場合、強制退去させるための手順と、かかる費用をお分かりの方がいらっしゃいましたら教えて頂けませんでしょうか。お願い致します。

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