自治体サービスを使って高齢者の孤独死を防ぐ②(声かけ訪問)

江東区 声かけ訪問 見守り 高齢者

見守りは人の手が入ることによって、センサーでは気づけない箇所を把握することができると思います。前回は食事の宅配をすることによって見守りの効果を合わせてうける江東区のサービスを紹介致しました。

しかし、利用にあたっては買い物や調理が困難な65歳以上で、ケアマネージャーの面談により利用がふさわしいかどうか判断してもらう必要がありました。

今回はもっと緩やかな条件で利用できる江東区の取組みを紹介致します。

70歳以上のひとり暮らしなら声掛け訪問が使える

江東区ではシルバー人材センターのおじいちゃんおばあちゃんが声かけ訪問を無料でやってくれる事業を行っています。乳酸飲料・・・たぶんヤ〇ルトですね。これを手渡しでくれるために訪問してくれます。

 

声かけ訪問
70才以上の閉じこもりがちなひとり暮らしの方(シルバーピア入居者等を除く。)に、安否確認を目的として乳酸菌飲料を手渡して、一声かけます。(土日・祝日・年末年始を除く月・水・金)

 

週に3回やってくれますし、何しろ同世代のおじいちゃん、おばあちゃんの声かけですので、「あそこの集会所で高齢者向けのこんなイベントやるよ、今度きなよ」など地域社会と交流してもらえるチャンスもあるプラスアルファな安否確認をやってくれそうな気がしています。

 

やっぱり年取って外に出るのはおっくうになるでしょう。でも地域との交流が増えればそれだけ社会的な見守り効果が働くし、単身の高齢者はぜひ地域のイベントに参加して有意義な生活を送ってほしいと思います。

 

肝心の利用対象者は70歳以上のひとり暮らしの高齢者。ただし、前回紹介した食事宅配サービスなど他の見守りに係る行政サービスや介護サービスを受けていない人が条件です。70歳以上は高齢すぎると感じるかもしれませんが、使える要件としてはハードルが低いです。

地域的な見守りが構築されていることにもちょっと期待する

人を使う見守りは文字通りマンパワーを使いますので、限られた行政コストでどの程度できるか自治体は常に悩んでいます。

なので、江東区はマンパワーでやる声掛けをシルバー人材にお願いしてやっていますが、他に「高齢者見守り協力事業者」という、例えば銭湯、病院、薬局、コンビニなどの地域の人たちの目を使って、「調子が悪そうじゃないか」「最近見ないけど大丈夫か」などの気づきから始まる見守りも行っています。どこまで効果があるかはわからない、ささやかな見守りですが・・・。実は物凄い効果を発揮しているかもしれません。江東区のような下町って人情とお節介があふれていますからね(湾岸部はノーコメント)

まとめ

毎回、江東区を例に出して恐縮でございます。

大家さんには物件所在の自治体のサービスにこういったサービスがないか確認してもらいたいです。そしたらこれまで避けていた高齢入居者でも、受入れに前向きになって頂けるかもしれません。

 

前回の繰り返しになりますが、人が死ぬのは確実です。自然死では発見が早ければ事故物件になりません。でも発見が遅れれば事故物件になってしまいます。事故物件にしないためには死後の早期発見が大事です。そしたら見守りサービスの導入が重要なことなんです。

そして見守りサービスは様々ありますが、なるべく人の目を介した見守りができたらいいですね。センサーでは体調の変化まで気づくことはできませんからね。

 

あっ、これは単身で身寄りがない高齢入居者を前提で話をしてます。もちろん、親族が近くにいればご親族にお任せできれば一番です。

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