賃貸管理業が法制化すると、大家さんにとってプラスに働く!?

雑感

家賃の入出金管理や、入居者のクレーム対応、不良設備の対応などを行ってくれる管理会社は大家さんにとって大事なパートナーです。いや、わけわからない料金をチューチュー吸われて養分になっているですって?そんなアコギな管理会社がいないことを願いたいですが、いたとしたら、今後は表舞台に立てなくなるかもしれません。・・・ついにきました、賃貸管理業が法制化する未来がそこまできています。

賃貸住宅管理業は今まで法整備がされていなかった

賃貸をメインに扱う不動産屋は、賃貸管理と賃貸仲介をだいたいセットで業務を行っています。

賃貸仲介は宅建業法のもと、重説をやらなければいけないですとか、報酬の上限が決まっていたりですとか、ルールが設定されています。

しかし、客付けを終えた後の賃貸管理については、宅建業法のような特定業種の営業を律するルールがなかったんですね。

 

一応、国交省は任意の「賃貸住宅管理業者登録制度」という制度を創設していました。

これに登録した賃貸管理業者は、この制度のルールを順守して営業を行う業者ですので、模範的な業者とはた目には映るような運用を数年間しています。

賃貸住宅管理業者登録制度

 

 

平成27年のデータで少し古いですが、登録業者数は右肩上がりで伸びています。

この任意の登録制度が、法制化されるという話です。

賃貸住宅管理業者登録管理業者 推移

 

2020年3月上旬の国会に賃貸住宅管理業の法律案が審議される

国交省のニュースリリースで、今国会で「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律案(仮称)」が審議されることが発表されました。

3月上旬に提出予定とのことですので、来年度は早いにしても、再来年度には法律が施行しているかもしれません。

賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律案(仮称)

見慣れない「特定賃貸借契約」とあるのは十中八九サブリース契約のことでしょう。

勘のいい人はお分かりですね。

任意の登録制度の管理業を法制化までもっていったのは「かぼちゃの馬車事件」に端を発したサブリースの危うさにあったからです。

サブリースの危うさというのは語弊がありました。リスクを十分な説明をしないまま契約を迫る危ういサブリース業者が跋扈しているということで、鎖をつなげなきゃいかんぞと国が動き出したわけですね。

 

国交省の「賃貸住宅管理委業務に関するアンケート調査」によると、サブリース業者と大家のトラブルにおいては、賃料収入の減額や、かかる費用、サブリース契約内容の変更など、重要な事項について説明をしないまま契約を求められたことがトップにあります。

サブリース業者と大家のトラブル

賃貸経営は購入する物件や契約内容でミスると、リカバリーが効かないほどのダメージを負ってしまいます。

国交省は入り口部分でこのような説明義務を業者に負わせたいわけですね。これまでの任意の登録事業者だけでなく、すべての管理会社に対して。

 

法案がまだ明らかになっていませんので、すべての管理会社を対象とするかはわかりません。管理戸数〇戸以上など、規模的なハードルを設ける可能性も考えられます。

「賃貸不動産経営管理士」が国家資格となるかも!

これは、不動産屋にお勤めであり、宅建士を持っておらず賃貸不動産経営管理士しか持ってないよ、という方には朗報かもしれません。

この資格は、任意の登録制度に紐づいてる民間資格です。ということは・・・この制度が法制化することで国家資格に成り上がるということです。やったね!肩書に箔がつきます!

 

大家さんは、そういう背景がある資格であると認識していただき、宅建士がなくてこの資格のみの名刺をこれみよがしにする担当者がいたら察してあげるとともに、宅建士をとるよう激励してあげてください。

法制化すると大家さんにはプラスに働くはず

賃貸管理業者にとっては、法律ができるということは一般的に業種の地位の向上とみられプラスに働くのでしょうか?

ただ、実務を行うにあたっては間違いなく縛られることが多くなります。

 

ということは・・・不良業者のあぶり出しや締めつけが進むということで、大家さんにとってはプラスに働くことが予想できます。

今まで、業者が言うから支払っていた不明瞭な名目の料金が、法制化によって徴収してはいけなくなるようになるかもしれません。

でも宅建業法の仲介報酬を上回る料金を、ADとして大家は吸われている悲しい実態があるので、もしあったとしても新たな法律で是正される可能性は低いと思います(´;ω;`)

 

まあ、基本的には任意の登録制度の業務処理準則で運用して、サブリース業者を縛るためのカチッとした条文がこれに盛り込まれるような形になるのかなーと想像しています。

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